「離職率ゼロの実現」入社後のギャップと不満を減らす工夫

「離職率ゼロの実現」
入社後のギャップと不満を減らす工夫

こんにちは。Diezon人事採用担当の宮田です。

突然ですがみなさん!
転職や就職の際、新しい環境で働き始めるときに不安なことってどんなことでしょうか。

転職したいが怖いと感じている男女500人を対象に「転職が怖いと感じる理由に関する意識調査」 を実施したアンケート(2022年)によると、下記のような結果になっております。

転職が怖い理由 表 (出典:” 【転職が怖いと感じる理由ランキング】男女500人アンケート調査” PR TIMES)

転職が怖いと感じる理由の一位の「転職先の人間関係・社風」が圧倒的な票数ですが、他も「わかる、わかる。」という声が聞こえてきそうな結果ですね。
地道な転職・就職活動の末に会社が見つかっても、入社した会社が自分の想像とは悪い意味で違った、という場合ほど不幸なことはありません。

こういった入社前と入社後のギャップによる不幸を避けるためにも、Diezon人事部では、採用時〜入社後に様々な工夫や取り組みを行なっております。
またその甲斐もあり、Diezonでは2020年度以降「入社後1年以内の退職者ゼロ」となっています。 (ちなみに、2021年はそもそも退職者ゼロでもありました。)

今回は、そんなDiezon人事部にて行っている取り組みのいくつかをご紹介いたします。

青く見える(羨ましい)芝生より自分に合った芝生を!

芝生と靴画像

そもそも、企業において離職率が低くなる要因としては様々な理由が考えられると思います。
今回の記事の題材である入社前/入社後のギャップはもちろんのこと、全体的な働きやすさや、報酬にも依ところも多いかと思います。
他社の調査に依ると、以下のような点で他の会社を羨ましく思うことが多いようです。

「隣の芝生(企業)は青い」調査/羨ましいと感じるポイント(性別・年齢別 表) (出典:” 第5回「隣の芝生(企業)は青い」調査” リスクモンスター株式会社)

Diezonに焦点を当てて上記の「羨ましく思えるポイント」を考えてみると、全体2位の「福利厚生」はある程度充実していたり、全体4位の「休みがとりやすい」といった部分も該当すると言えると思います。
しかし、全体1位の「給料」に関しては他の会社と比べて特別に高い訳ではなく、ベンチャー企業のため全体3位の「会社に安定性がある」にも該当し辛い部分があると思います。

また、上記調査はあくまで平均的な志向を捉えたもので、実際の転職において重視する点は皆さまそれぞれで異なるかと思っています。
だからこそ、そんな中で採用/転職先選びの際に重要になるのは「マッチング」だと当社は考えております。

マッチングを測る選考「Diezonで働くことを楽しめそうか」を重視します

握手画像

当社の選考において一番重視しているのは、先述の通り「マッチング」です。これはどのポジションの採用時においても同じです。
マッチングをもう少し分かりやすく言い換えると、求職者の方が『Diezonで働くことを楽しめそうか』という点になります。

「楽しみ」は、報酬に感じる人もいれば、成長できる環境を求める人もいたり、あるいはチームのメンバーとの関係において感じることもあるので、一概に「これ」と言うことはできません。
ただ、スキルや経歴のフィットだけで入社してしまうと、自分の働き方において求めるものとミスマッチが発生することも多く、どうしても離職に繋がる可能性は高まってしまうかと思います。

そうしたミスマッチを生まないために、Diezonでの採用活動においてはできるだけ双方が求めるものがマッチするかを確認したいと思っています。

具体的には、応募いただく前の採用サイトにおいて、また面接において、ありのままのDiezonをお伝えするところから始め、複数回の面接を通して、働き方や仕事の中で得られるものを擦り合わせ、双方で明確なイメージを持つようにしています。
そうすることで、オファーや内定承諾の際には、双方がお互いのイメージを共有することができるため、ミスマッチが少なくなると思っています。

また、こうしたすり合わせに加えて、選考フローにおいては応募者の方の希望を優先するということも大事にしています。
転職活動時は、ほとんどの方が同時並行で複数社の面接等を受けられているかと思いますが、応募者の方に納得した転職先を見つけていただくため、次のステップにお進みいただくタイミングは応募者のご希望に合わせて調整しております。
一時期「オワハラ」などという言葉も流行りましたが、応募者の方が他の会社に行きたいのに当社が一方的に入社を強要しても、結果的にミスマッチが生まれお互いに楽しめる環境にはならないと思っています。

そのほかにも、実際の選考前に当社をご説明するカジュアル面談という機会を設けていたり、ご希望される方は配属先部署のメンバー全員と面談することが可能だったりと、 入社前にできるだけ具体的に当社で働いていただくイメージを持ってもらえるように努めております。

このように小さな積み重ねではありますが、採用活動全体を通して一貫して『Diezonで働くことを楽しめそうか』という点を双方が考え抜くことで、 入社後に大きなギャップが生まれたり、短期間で離職したりすることを防止できているのではないかと思います。

モラハラを横行させない「怒ったら帰る」
「オープンコミュニケーション」というルールの徹底

DONT BE MEAN

ここまで、採用活動における取り組みについて記載してきましたが、普段から取り組んでいることもご紹介できればと思います。

当社は小さな会社ですが、いろいろなプロダクトやサービスを構築し、より大きな価値を社会に提供したいと考えている会社です。
そのためには、社内で闊達な議論が必要であり、発言する上で「心理的安全性」が確保された組織であることが重要だと考えています。 「こうしたらいいのでは?」と思った時に言えないのは、個人としてストレスが溜まりますし、なによりチームとしてももったいないことですよね!

そのために注力していることの一つが、「ハラスメント(嫌がらせ)」行為の禁止/防止です。
システムを扱っていると、納品やリリース後の不具合対応など、どうしてもストレスのかかるタイミングが生じます。 ストレスがかかると、誰かに対して怒りをぶつけたり、“後輩指導”という殻に隠れた「いじめや嫌がらせ(=モラハラ)」等が起こりやすいと言われています。

入社時にこれらのハラスメントに関する説明をしているため、あまり気性が表に現れる人が少ないということもありますが、万が一にもハラスメントを横行させないために全社で周知・徹底しているルールが2つあります。

一つは、『怒ったら帰る』というルールです。

前述の通りストレスを感じ、イライラしたりする瞬間は人間誰しもあると思います。しかし、それを怒りの感情として勤務中に表に出す行為は、社会人・プロ人材として許されませんし、チームの生産性も阻害します。
そのため当社では、怒りの感情が外に露出した際は、そのまま勤務を継続するのではなく一度帰って頭を冷やす時間を設けます。気持ちが落ち着き冷静さを取り戻せば、もちろん戻って働いていただくことは可能です。

これだけ聞くと、そんなみんなが感情的になることが多いのか!?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、このルールを全員が認識しているため、誰かが大きな声で怒ったり、誰かを怒鳴りつけたりする光景を見ることはまずありません

もう一つは、『オープンコミュニケーション』の徹底です。

当社には「正当な理由がある場合の除き、情報は極力社内でオープンにする」というルールがあります。
メールであればCCにメーリスを入れたり、チャットであれば個人チャットは避けたりして、日頃の報連相(ほうれんそう)や質問やタスク依頼なども、基本はすべてオープンな場でやり取りします。

デジタルコミュニケーションの多い職場環境ですが、できる限り閉鎖的な関係にならず、オープンなコミュニケーションが自然であるという空気を醸成することで、ハラスメントを未然に防ぐことにも繋がると考えます。

給与を上げる方法が分かる!透明で明確な評価制度

仕事風景画像

先ほどの「隣の芝生は青い」調査にも「報酬」や「昇進」に関する記載がありましたが、転職動機として「報酬」や「評価」は大きな要因となるかと思います。
「給与がどうやったら上がるのか」や「何をやったら昇進に繋がるのか」などの評価制度は、働く上でとても大事で、転職時にも非常に気になるポイントではないでしょうか。

当社では、評価や給与改定における不平不満を減らすために、評価基準の明確化・透明性の確保を通じ評価者に依ってブレない、明確で納得度の高い評価制度を設けております。

具体的には、あらかじめ定められた20個程度の評価項目によって、加点方式にて数値化された評価点数により報酬が決定する仕組みになっております。 これらの評価項目は明確で具体化されており、あらかじめ公表されているため、何が足りないのかも明確かつ、どこを目指すかを自分でコントロールできます。

また、定期的に上長と面談の機会があり、その際に明確な期待値や希望するキャリアの方向性などを互いに確認することができます。
こうした機会を設けることで、会社の業務をできるだけ自らのキャリア志向と近づけることも可能になると考えています。(もちろん、会社としてMUSTで求められることもありますが、、、)

実際に使用している評価シートは、ご希望であれば最終面接の際に求職者の方もご覧いただくことが可能です。実際のシートをお見せしながら、評価項目の詳細等についてご説明させていただきますので、お気軽にカジュアル面談等でお声がけくださいね!


いかがだったでしょうか?

Diezonは「関わる多くの人々に価値(=満足)を提供する」ことをミッションに掲げており、その対象にはもちろん従業員も含まれるため、 入社後はもちろんのこと、入社前の段階からお互いが不幸にならないように、人事としてもいろいろな取り組みをしてきました。
その成果が少しずつ実ってきたと感じていますが、その一部を知っていただき、ご応募いただく方のご不安を本記事が少しでも払拭できましたら幸いです。

もっと詳しいお話や、気になる点などございましたら、ぜひぜひカジュアル面談にてお気軽な形でお話しできればと思います!

少しでもDiezonに興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページをご覧ください!

この記事を書いた人 / MAYU

新卒にて中堅規模のITベンチャーに就職し、WEBディレクターとして約100件のお客様のコンテンツマーケティングを支援する。
現在はDiezonにてディレクター、QAマネージャー、人事・労務、ライターと幅広い業務を担当。

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